百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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【#学】困っている人を助けるために

初めまして。私は「学」という本屋の店主です。「学」は「まなぶ」と読みます。その名のとおり、学びを通して人生を豊かにするために、本を手渡すことをその本旨としています。 学び、と一言でいっても、その分野、領域は多岐にわたります。世の中で研究され…

2022年8月19日

昨日の午前中の土砂降りが夢だったかのような、雲ひとつない快晴。駅から職場へは、ずっと大通り沿いを歩くだけで、信号待ちなど多少時間はかかるけれど、気が楽だ。まっすぐ、どんどんと進めばいい。ただし、車道に対して北側の歩道は日光が直撃するので要…

2022年8月18日

このところ、立て続けに定期便や選書便のクライアントからリアクションのメールをいただき、飛び跳ねるくらい嬉しかった。これがあるから自営をやっていけているのだ、と思った。来たメールに対してはつい時間をかけ、たくさんの文章で返事を書いてしまう。…

2022年8月17日

昨日、なんだか頭がズキズキ痛かったのは、暑い屋外を比較的長い時間歩いたことが原因だろうか、熱中症に近い状況だろうか、と心配していた。一晩寝たら何ともなくなったので安心していたら、昼間、事務所で仕事中に少しだけ頭の痛さを感じた。冷房の効いた…

2022年8月16日

帰省したときに父が、地植えの大きい百日紅には普段からの水やりは不要で、土の中の水分を根で吸い取って生きているのだと言っていた。こんなにカンカン照りの暑さが続く中でも花を咲かし続けているというのに。そういえば、都内でも大通りに沿ってたくさん…

2022年8月15日

本の入れ替えのため、下北沢のBOOKSHOP TRAVELLERへ行ってきた。電車に乗って、渋谷で乗り換えるのがどうもストレスで、移動時間も結果短縮できるだろうと、自転車で行った。もう少し遅い時間に出れば良かった。うだるような暑さ。目的を済ませ、ざっと店内…

【#本屋ホント】エッセイには著者の『本当』が詰まっている

初めまして。こちらは「本屋ホント」というエッセイ専門の書店です。エッセイという形式の本だけを取り扱っています。それは、店主である私自身、エッセイが好きで、それを読むことでなんだか気が楽になったり、ただ時間が過ぎるのが楽しくなったり、つらい…

2022年8月14日

動画のストリーミングサイトで「相棒」の過去話を購入して観る。一度観てはいるものの、ずいぶん前でストーリーがぼんやりしていて、でも面白かったことは覚えている。そういう作品を観るのに、まとまった休みは最適だ。Season3あたりからリアルタイムで欠か…

いのちの居場所

いのちの居場所/稲葉俊郎 扶桑社 自分が生きている身のまわりや、自分の命、身体について、根源的な視点で考える本を、無意識のうちに欲していたように思う。ウイルスのまん延に気が滅入り、どうにかこの苦しい状況に打ち勝とうと思っていたけれど、ウイルス…

2022年8月13日

夕方ごろから台風上陸と聞いて警戒していたら、午前中から雨が降ってきた。しっとりとした夏休み。屋外音楽フェスも中止になるなか、災害が起きないことを祈りつつ家で過ごす。 ウェブショップで注文した稲葉俊郎「いのちの居場所」が届いた。装丁も美しく、…

言葉はこうして生き残った

言葉はこうして生き残った/河野通和 ミシマ社 一週間に一度、ある程度の量のテキストを書き、自身の想いをつづる。それを定期的に発信し続ける。そんなルーティンに憧れたのは、本屋を始めたころだ。ただ本を売るだけでは絶対に生きていけないから、その本に…

2022年8月12日

散髪のために妙典へ。美容院に行く、それだけの目的で妙典に行ったのは久しぶりかもしれない。このところ、蔵の本屋の店番など仕事に絡めて行くことで少しでも交通費を節約しようと考えていた。今回は、その仕事のない隙間に髪が伸びてうっとうしくなった。…

2022年8月11日

「オトナだからこうしなきゃと思って、それができなくて苦しむ必要はない」YouTubeで大好きな番組「オトナの!」の映像を繰り返し見ている。いとうせいこうさんが「大人とは何か」という最後の質問に対して「どうでもいいこと」と応えているのが印象的だった…

土になる

土になる/坂口恭平 文藝春秋 「職業は〇〇。だから私は■■の専門家です」と一言で言えるような人間ではなく、もっと幅広く、奥行きのある人間になりたいと強く思うようになったのは、社会人になってからだと思う。昔は逆で、何か一つ秀でたものが欲しかったの…

2022年8月10日

日帰り帰省。暑くて有名な熊谷からほど近い田舎町は、風はあっても空気は熱い。カンカン照りの太陽の下で咲いている百日紅を眺めて、おまえは本当に偉いなぁ、と感心する。いや、人間が自然に脅かされているように感じているだけなのか。 木が生い茂る森のよ…