百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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エッセイ

毎日更新の日記兼ミニエッセイ。

2024年6月24日

電車に乗っている毎日の移動時間を、なんとか有意義な時間にできないだろうかと、ずっと考えている。 イヤホンをつけて音楽を聴くということは、数年前にやめた。車内アナウンスを聞き取れず急遽途中駅止まりになってあたふたしたのが直接的なきっかけ。周囲…

2024年6月23日

カフェニルに出張。私のミニエッセイを読んでくれた方と話をした。資源物として出した不要な本の束を持ち去られて悔しかった、という私の告白に対して、難癖をつけるつもりではなくて、と前置きしたうえで、それって悔しいものですか?と質問をされた。自分…

2024年6月22日

自宅で仕事。これをやらなければ、あ、あれも終わっていない、と次々にやるべきことが目の前にやってくる。こうなってくると逆にやる気は下がってきて、行動できない。なんでこうなってしまうのか。何でもない、これまで溜め続けた自分が悪い。でもその時そ…

2024年6月21日

どのように気持ちを持っていけば、毎日を楽しく、有意義に、穏やかに、やりがいを感じながら暮らすことができるだろうかと、柄にもなく考えている。つらいこと、憂鬱なこと一切から逃げれば事足りる、ということであれば、仕事なんてサボってしまえばいい、…

2024年6月20日

レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」(上遠恵子訳 新潮社)をようやく買って、読んだ。最近新訳が発売されたり、尊敬する若松英輔さんがその著書の中で取り上げたりしていて、興味を持った。電車の中で読みながら、暗闇に満ちた夜の世界、静寂…

2024年6月19日

帰り道、駅前の本屋に立ち寄ろうとビルの扉を開けたら、入口がふさがっていた。目の前には移転の看板。いつの間に!という驚きと、そのことに気づかなかった自分に情けなさを感じながら、移転先であるすぐ隣(近くでよかった!)のビルへ。2階に行ったら、こ…

2024年6月18日

一日中雨が降っていた。帰宅する頃には弱まってはいたものの。自分の身体の中に潜んでいる気怠さのようなものが雨と一緒に流れ出てきて、何事もやる気が起きない。メールの受信箱を見るのが怖い。こういう状態をあとどれくらい我慢したら、一人前の大人にな…

2024年6月17日

週の始まりの月曜日。よし、また1週間頑張ろうと意気込んで、朝、駅の改札を出ようとしたら、ブザーが鳴ったのでうろたえた。定期券の期限が切れていたことに気づかなかった。はあ、とため息をつきながら、隣の精算機でチャージする。定期券の期限が切れるそ…

2024年6月16日

夕方、仕事で桜新町へ。通り道には大きなカフェがあって、いつもたくさんの人で賑わっている。時間に余裕があったら立ち寄りたいと思う時もあるのだけれど、なかなか入れそうにない。駅前のタリーズもたいてい満席に近い。駅を降りて20分近く歩いていたら、…

2024年6月15日

店番の帰り道。いつもの道にある本屋にまだ行ったことがなかったので、入ってみた。ずっと女性向けの本屋のように感じていて、敷居をまたげずにいた。その小さな本屋に並んでいる本は少ないながらも魅力的で、もっと早く行っていればよかったと後悔した。そ…

2024年6月14日

汗をだらだら流しながら歩いていたのを思い出す。「まだ6月だぜ。7月になってもいないのになんで・・・」なんて嘆いていたのは一昨年のこと。今日が6月14日だから、そんな猛暑の日も近い。それでも半袖のシャツを着て仕事をするのがどうしても嫌な自分は、き…

2024年6月13日

松浦弥太郎さんの著書を何度も読んでは、心に刻もうとしている言葉がある。「心を波立たせない」だ。ぞわぞわっと波立つことなんて相変わらずしょっちゅうだけれど、それでも「落ち着いて、落ち着いて」と唱えながら、心を落ち着かせる日々だ。唱えているう…

2024年6月12日

仕事でも暮らしでも何でも、何かを長く続けようとするのであれば、目の前のことを完璧にこなそうと意気込んではいけないのだということを、最近強く感じる。多少なりとも自分を甘やかす部分がないと、明日、明後日、と同じことができなくなりそうだ。昨日あ…

2024年6月11日

朝、家を出る時に、入り口前に新しい花が咲いていることに気がづいた。こういうささいなことに気づけるのは嬉しいことだ。昔から「注意力がない」「観察力がない」と怒られ続けていた自分だ。よし、今日も一日頑張ろう、と思える。社会人になる前くらいの自…

2024年6月10日

仕事終わりの帰り道。いつも使わない隣駅で降り、蕎麦屋でご飯を食べてから帰った。平日のこの時間にこの商店街を歩くことが今までにあまりなかったから、新鮮だった。駅から家に向かって歩く人。買い物客が集まる小さなスーパー。比較的ゆったりと食事でき…

2024年6月9日

朝、駅前のコメダ珈琲で朝食。たっぷりのコーヒーと、エビカツサンドと、抹茶のシロノワールを食べた。だいたいの喫茶店、カフェは満席が多くなかなかゆっくりできないことが多いのだけれど、朝早くから空いているところに早めに行くと、比較的ゆったりでき…

2024年6月8日

蔵の本屋で店番。暑いくらいだけれど穏やかな天気の中、ひとりで座り、3時間ほど、本を読みながら店のことについて考えた。どのようなことを仕掛けたら人に集まってもらえるのか。もっとたくさんの人に知ってもらうにはどうしたら良いか。飽きられない本棚づ…

2024年6月7日

仕事終わりに外食して帰る、ということが極端に少なくなった。社会人になって間もない頃は、どこで何を食べようかと考えることが、その日を締めくくる一番の楽しみだったにも関わらず。なぜ少なくなったのかはうまく説明できない。ケチ体質になったのかもし…

2024年6月6日

この日までにこの仕事を終えて、とスケジュールを事前に組んでいるのだけれど、想定外のことに悩まされたり、仕事終わりで身体が思うように動かなかったりして、スケジュール通りに進まないということがある。今日もそうだった。そうなってしまったことに対…

2024年6月5日

ヨハン・エクレフ「暗闇の効用」(太田出版)を読んでいる。まぶしいほどの光にあふれている社会が、人間の身体に及ぼす影響について語っていて、はっとさせられる。人は暗闇に恐怖を感じる。それは身を守るためであり、仕方のないことだ。しかし暗闇とは無…

2024年6月4日

古家が解体され、更地になっていたところに仮囲いがされていた。某ハウスメーカーの看板が立っているので、アパートか何かが建つ日も近いのだろう。更地に無造作にのびる雑草を見ると、無性にむしりたくなってくる。私は草むしりが大好きだ。草を抜き取った…

2024年6月3日

本を読んで得た言葉を自分の心に秘めて、普段の生活で実行してみたり、つらいことが起きた時に自分をなぐさめたりと、いろいろ試してみることが大事だろうと思っている。ただ、その言葉に縛られて、自分はこうしなければいけない、という意志に取りつかれて…

2024年6月2日

一日オフ。先週から、この一日を大事に使おう、溜まっていた仕事を片付けよう、と意気込んでいたのに、やはりというべきか、朝から無気力が襲い、ほとんど何もできないまま夕方になってしまった。なんとか午前中にできたのは、自宅まわりの草むしりだった。…

2024年6月1日

ハイカラ雑貨店ナツメヒロに、本の交換に行ってきた。夜、東林間駅で帰りの電車を待つ。やってきた電車にはいつになくたくさんの人が乗っていた。普段この時間に電車に乗ることがなかったので驚いた。本を詰め込んだスーツケースを持って満員電車に乗るとき…

2024年5月31日

去年だったか一昨年だったか、「まだ6月下旬なのになんだ、この暑さは」と、うだるような暑さにめげていたことを思い出した。その6月になろうとする今、その暑さがもう目の前にまで来ているかのような天気に、また呆然とする。雨が多くじめじめするのも苦し…

2024年5月30日

仕事帰りの夜、BOOKSHOP TRAVELLERに、本の入れ替えをしに行ってきた。自分で決めたルールに従って、やるべきことを実行し続けられているときは、本当に気持ち良い。この「本の入れ替え」もそう。棚借りをしている本屋には、1か月に一度は訪問して本の入れ替…

2024年5月29日

推しているロックバンドのニューアルバムを存分に聴いたり、東京ドーム公演の予告に歓喜したりと、興奮が止まらない。高校生、大学生くらいの時はとにかくロックに夢中で、成長しないガキだなあなんて思っていたけれど、まさかそれから20年近く経った今もま…

2024年5月28日

他人に対して寛容になろうと何度も思っているのに、つい思い通りにいかないことに対してイライラして、そのことを表に出してしまう。昔の方がまだ心にゆとりがあったんじゃないかとすら思う。「こうありたい」という想いが強ければ強いほど、自分にないもの…

2024年5月27日

ニルでコーヒー豆を買って、家で飲む。このコーヒー豆のおかげで、自宅をカフェだと思って寛ぐことができている。土日を含めカフェに行くことが以前に比べて劇的に少なくなったのには、こうした理由がある。家飲み(酒じゃないんだ)で充分という理由だ。昨…

2024年5月26日

Nilで出張本屋。ほどよい暖かさで、心地よい風もあり、終始気持ち良かった。「どうやって本を選んでるんですか」そうした質問から選書について、自分が好きなエッセイについて、オススメについて、いろいろ話をした。こうやって自分が日々思っていることを口…