百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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エッセイ

毎日更新の日記兼ミニエッセイ。

2024年3月28日

他人に頼られる人間になりたい。頼もしいね、と思われたい。最近はそういう想いが仕事の原動力になっている気がする。それが好ましいかどうかは人によって違うだろうけれど、少なくとも今の自分を支えているのは確かだ。正義を追求し、弱者を侵害から守る役…

2024年3月27日

未練がましく寒さ、冷たさをおしつけてくる3月の雨風が過ぎて、朝から雲一つない快晴。気分も晴れやかだけれど、それでもコートを脱ぐタイミングがつかめない。まだ早いだろうといつも通りコートを着て家を出る。昼休みにまたコートを着て外に出たら今度は暑…

2024年3月26日

週末のミニ古本市イベントに向けて、持っていく本をどれにしようか、あれこれ考えている。あくまでも「古本市」という体裁なので、お気に入りの、少々手垢のついた所有本を厳選して持っていこうか、とも思ったのだけれど、正直どうもしっくりこない。やはり…

2024年3月25日

いつのまにか3月も最終週。4月に周囲の環境が少し変わるといったこともなく、心がソワソワしなくなってもう10年以上経つ。しかし今年はちょっと違うようだ。4月始まりの手帳を持って心を新たにする社会人のように、嬉しいのだか楽しみなのだか不安なのだか、…

2024年3月24日

日曜日、いつもより長めのジョギング。子どもたちが遊びまわる姿を眺めながら公園を1周走ったら、清々しい気分になった。毎日は無理だけれど、1~2週間に一度、こうして長い距離を走ることを習慣にしたい。

2024年3月23日

3月も下旬になろうとしているのに、まだ気温が低く、肌寒い。外へでるのが億劫で、つらい。夜、日課のジョギングのために玄関を開けると、冷たい空気がとびかかってきた。こうやって何度も日課にめげるような試練がやってくるのだけれど、最近ようやく、無理…

2024年3月22日

4月始まりの手帳を買ったので、4月になるまでの数週間、2冊の手帳を束ねながら仕事をしている。これからまた新たな気持ちで1年が始まる。昔からずっと使っているのが高橋書店のフェルテ。今年の表紙は初めてのグレーだ。そして初めての週間ブロック式。ここ…

2024年3月21日

自宅のユキヤナギが白い花を咲かせている。きれいだ。夏場は成長が早く、一気に幹が伸びるので、ほんの少し鬱陶しいとすら感じていたくらいだった。とにかく手入れに一苦労していた。花が咲いたとたん、そのイメージが急に覆って、愛おしい存在になった。小…

2024年3月20日

午前中、午後から雨の予報ですとの連絡。空を見上げると、快晴。外を歩いていてもあたたかさを感じるくらいだ。本当に?と疑問に思っていたら、その連絡通り、昼過ぎに雲ゆきがあやしくなってきた。真上を見ると、青空に白い雲。しかし少し視線をずらすと、…

2024年3月19日

なんだか心にゆとりがないなあ、余裕がないなあ、と情けなくなることが週に5日くらいある。ほぼ平日毎日じゃないか、と突っ込んでいる。昔はとにかく上機嫌人間に憧れ、目指していたのに。そうなるための、齊藤孝さんの言うところの「上機嫌を技化する」努力…

2024年3月18日

稲葉俊郎「いのちを呼びさますもの」を繰り返し、電車内で読んでいる。心に残り、下線を引いたページの言葉を、繰り返し。 自分がやっていることは本当の意味で相手のためになっているのか、独りよがりの自己満足ではないのか、相手の依存心を強めてしまい、…

2024年3月17日

サポートをしている案件が契約に結びつき、一段落した。こんなに緊張したのは久しぶりだ。一気に肩の力が抜けて、心地よい疲れが体を覆う。ピリピリと神経を使う対面での打合せ、得意なんだか苦手なんだか、自分でもよく分からない。 なんだか甘いもが食べた…

2024年3月16日

Caffe Nil で出張本屋。日中はあたたかく、のんびりとした読書日和だった。 店内の本棚に置いている「サンドイッチブルース」を休憩時間に読む。こういうエッセイが書きたいんだ!と思わせるナチュラルな文体で、読んでいて心地よい。野菜たっぷりのサンドイ…

2024年3月15日

お金に関する悩み、持っていますか?私はしょっちゅう悩んでいる。ただそれは、いわゆる「ないものねだり」とは少し違う。ないことを嘆いているわけではない。都内にこうして住みながら、仕事をして生計を立てて4年が過ぎたくらいなので、ないことをひけらか…

2024年3月14日

1日1日を大切に。1日をないがしろにする人は、1年経っても10年経っても成長しない。そう言葉では分かっているのだけれど、いざ1日が終わって夜寝る前、ふとその日のことを振り返ると、目の間のことで精いっぱいで、時間を大切に過ごせたかというと疑問を感じ…

2024年3月13日

いつからだろう。地味に寒い日が続くことにイライラし、明日以降の予想最高気温の高さに飛び上がるくらいの嬉しさを感じるようになったのは。天気のことで一喜一憂するようになったらもう老化まっしぐらではないか、と思ってしまった。ただ、今朝、自宅前の…

2024年3月12日

毎月、興味の赴くままに本屋で本を買っていたのは、思い返せば過去の話。以前は「本代だけはケチるまい」と意気込んでいたくらいだったけれど、今はそのピークを越えて、新刊本をあまり買わなくなった。その代わり、自宅の本棚にある、読み終わっていない本…

2024年3月11日

帰りの電車がいつもより空いていて、こんな時もあるのか、と驚いた。3月に入り、大学は授業が終わっているだろうか。ビジネスマンも閑散期か?そんなことはない。毎日ほぼ同じ時間帯の電車に乗っていると、同じような光景が毎日続くのが当たり前で、こうした…

2024年3月10日

納税の手続き。書類のコンビニ印刷。レターパックの購入・・・。今日はやらなければいけないと感じていたことがたくさんあった。こうした細々としたことがあると、それらをすべて終えるまでが億劫で仕方ないと感じる。そういうときに大事にしているのが、事…

2024年3月9日

仕事を終え、普段の平日より少し早めの時間に帰宅する。こんなに明るい時間に帰り道を歩くのは久しぶりで新鮮だ。これで夕方から夜にかけて、まとまった時間が確保できる。だから確定申告の書類もつくれるし、明日の仕事の準備もできる。そう意気込んだはず…

2024年3月8日

なんだか一人で仕事をしているような気がしてきたら、要注意だ。仲間の意見を聞かない、独りよがりの仕事の進め方になると、やるべきことの漏れやミスに気付きにくくなる。自信をもって、てきぱきと進めたいという気持ちになることは仕方ないとして、そのま…

2024年3月7日

つまらない顔をしながら毎朝通勤電車に乗って仕事場に行くような大人にだけはなりたくない、と漠然と思っていたのが子供の頃だ。その頃の自分にとって遠く、遥か彼方の世界にあるような大人に、今なっているという事実に、たまに自分で衝撃を受けることがあ…

2024年3月6日

電車内で読もうと、本を選んでかばんに入れて家を出たのに、電車の中でその気分になれず、結局全然読まずに帰宅した、なんてことはないでしょうか。私はあります。割としょっちゅう。そんな一日を終える度に、しなくてもよい後悔をするのです。他に何か建設…

2024年3月5日

朝、いつもより早く家を出たら、職場に着くまでに少しだけ余裕ができた。なので職場に着く前にコーヒーで一服。何をするでもない、ただ温かいコーヒーを飲みながらぼんやりする時間が、やはり自分は好きなのだと思った。社会人になって間もないころ、営業で…

2024年3月4日

朝、地下鉄を降りて地上に出たら、心なしかあたたかさを感じ、ようやく厳しく辛い寒さと別れられそうだ、とほっとした。気づけばもう3月。本当はそうでなくては困るくらいだ。 それでも朝や夜はまだ油断できない。エアコンの風と付き合うのもいい加減終わり…

2024年3月3日

太原堂で店番。昼間、店に着いた時は比較的暖かかったけれど、すぐに寒さを感じるようになった、変な一日だった。 昼ご飯を食べた蕎麦屋さんで、常連客らしきおじさんが店員さんと話をしていた。その中で「ひな祭りですね」と聞こえ、それで今日は3月3日だっ…

2024年3月2日

ナツメヒロで本の入れ替え。作業中、来週からの企画展に参加する作家さんに会い、挨拶をした。作家さんと対面で話をしているといつも、自分が作っているものを自信をもって発表しようとする「気力」のようなものを感じる。今日もそうだった。穏やかで、ゆる…

2024年3月1日

昨日は昨日、今日になったら今日、そして明日も明後日も、やるべきこと、やらなければいけないと焦ることはたくさんあって、まるで時間を食いつぶしているような感覚に陥る。忙しい状態であることに満足していた時期は確かにあった。ただそれは、仕事がなく…

2024年2月28日

確定申告の書類を提出する一連の作業って、なんでこう億劫なのだろう。計算するのが面倒な作業は早めに着手して、簡単に提出できるようにしようと決意したのが昨年のこと。結果、面倒な作業はすぐ終わったけれど、提出方法が変わったのか、パンフレットを読…

2024年2月27日

複数のメールをバンバン送るのが割と得意だという事を昨日口にしたけれど、そうでもなかった、やはりそんなに自慢できるほどではなかった、と今日気づいた。舌の根が乾かぬうちに。本当に得意だと言うためには、よりスピーディーに、より正確に進めるために…