蔵の本屋で店番。今朝までの大雨が嘘のように、午後は暑いくらいの快晴だった。日に当たる本や古道具が気持ちよさそうだ。こうやって日光を浴びれるのであれば、多少の雨も仕方あるまい、と思う。降りすぎるのは困るけれど。
なにかとジメジメした印象がつきまとう6月。雨が続いてテンションも下がるが、想像を少し超える大雨になると、逆に暗い気分も吹き飛ぶようだ。けっこうな雨が降っているのに、もっと遅い時間になるともっと強くなるかもしれないからと、夕方帰宅して早々に気…
好きな季節だな、と思っていたら、その前に憂鬱な梅雨がやってくるのだと気づいた。このところ天気も良くなくて、そうか、そうだよな、と警戒心が身体を支配する。傘をさしたところで気分が晴れるわけでもない。傘を持ち歩くことが億劫な自分には厳しい季節…
昨日。昼間、外を歩いていたら、目の前を、ケータイで話をしている女性が横切った。すぐ目の前だったので、その女性の声が聞こえた。「まあ、いいこと言うじゃない、あなた」相手がどういう立場の人かは分からないけれど、とにかくその女性が照れ、喜ぶくら…
はやくはやくっていわないで/作・益田ミリ 絵・平澤一平 ミシマ社 歩くはやさで/文・松本巌 絵・堺直子 小さい書房 このところ、「急がなくていいよ」「自分のペースで」というように、ゆっくりと前に進むことを優しく説く本が多い印象を受ける。それは今の…
定期便、選書便の発送作業をしている。選んだ本を包み紙で包み、一言のお手紙を書いて、レターパックに入れる。1ヶ月に2回、それを毎月行っているので、作業自体はだいぶ慣れてきたけれど、贈る相手がいるからこその作業なのであって、相手がいることのあり…
今日が結成記念日であることなどすっかり忘れていた。30年ぶりに目黒のライブハウス「鹿鳴館」で、しかも無料で行うというLUNA SEAのライブを、わくわくしながら配信で観た。こんなこと、もう二度とないんじゃないかと思うくらい観客との距離が近く、びっく…
半日だけれど、久しぶりに午後、何も予定がなくのんびりと過ごした。こういう時間が大事だなと思う一方、何もないとそれはそれで退屈で、どこかへ出かけたくもなるのだから、相変わらず自分はワガママだなあと思う。自宅の窓から見えるブルーベリーの足元の…
このところ、日中自宅にいることがあまりなかったので、晴れた日、思いのほか明るい室内に驚いている。昼間、照明をつけなくても過ごせる状態がとにかく嬉しくて、ぼんやりと過ごしていたら、もう少しで外出する時間が過ぎてしまうところだった。人間には日…
ころべばいいのに/ヨシタケシンスケ ブロンズ新社 嫌なことがあったとき。思い通りにいかないとき。他人の言動にイライラするとき・・・。そういうときの自分の心にやってくる、ちょっとした悪魔的な感情を、多少オブラートには包んでいるものの、サラっと、…
コーヒーをほぼ毎日飲んでいる。もちろん今夜も。何事も度が過ぎると良くないよな、と思うのだけれど、こればかりは習慣になっているから仕方ない。緑茶もほうじ茶も飲む。昼間の仕事中は白湯を飲む。基本的に夏でも冬でも温かい飲み物が好きで、ガブガブ飲…
朝、家を出てすぐパン屋に向かい、昼食用にとサンドイッチを買ってから電車に乗った。昨日の決意をさっそく実行。さっそくのサンドイッチブルース。かばんに入れたサンドイッチがつぶれないようにと、いつもよりちょっとやさしめにかばんを扱う。本や手帳が…
平日、昼ご飯に何を食べようか、と考えた時に、選択肢にサンドイッチが入るようになったのは、割と最近のことだと思う。食べでがなくて物足りない食事の最たるもののように感じていたからだ。その印象が変わったのは、松浦弥太郎「くちぶえサンドイッチ」と…
38歳になったとき、40歳の誕生日までの2年間を、修行の2年間にしようと決意した。40歳、世間では不惑と言われる年齢。その年になったときに、本当に惑わず、自分は何を生きがいにして、何を糧にして、何を生業にして生きているのかを諳んじることができるく…
愛猫、ゆきちゃんの誕生日。というか、我が家にやってきた日。2年前、房総の里親さんから譲り受けた茶白は、この2年で毛はピカピカでさらさらになり、毎日毎秒かわいいを更新し続けている。親バカって、こういうことを言うんだな、というのを、猫と一緒に過…