百日紅と太陽

夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。本を読んで知識・知恵を吸収し、自分を成長させていく。そんな人のための本棚があったらいい。

DOUBLE LOCAL

自由が丘に住んでいる。ただ「なんとしてもこの街に住みたい」という、街に対する積極的な好意があったわけではない。クライアントからの依頼で企画・設計した賃貸集合住宅が自由が丘で、その企画が面白くて自身も住みたいと思ったからだ。楽しい街だし、決…

言葉の贈り物

建築家の光嶋裕介氏のトークイベントがあるということで下北沢の本屋B&Bに行ったのが数年前。建築家が建築と向き合う姿勢を見て勉強しようという目的だったが、そのトークイベントの対談者である批評家の若松英輔氏の「悲しみの秘義」を光嶋氏が絶賛していた…

暮らしを手づくりする

住宅は、完成したときがゴールではない。新しい生活が始まるのだから、これからが本当のはじまり、スタートである。だから、つくる過程がどれだけ有意義であっても、完成しておしまい、と気を緩めるのではなくて、これから新生活をさらに有意義なものにして…

静寂とは

「静寂」という言葉をテーマにした本屋さんがあったら、素敵だと思う。喫茶店もいいだろう。ただ無音で静かな空間を表面的に表す言葉としてではない。外からの刺激を遮って自分の内面に向き合う態度は、自分に長期的な強さをもたらしてくれるように思う。 …

おじさんの京都

個人ブログで何度か書いているけれど(※)、この本との出会いはちょっと特殊だ。大学時代の同じ研究室の友達が取材のアルバイトをしていて、京都の街のあれこれをまとめた本を紹介してくれたのが最初。単なる京都の街案内ではなく、そのお店の雰囲気、におい…

世界は贈与でできている

「贈与」がどういう仕組みで行われているのかについて、深く考察した本。なぜ贈り物を受け取る以上に、贈ることに喜びを感じるのか。なぜ贈り物の差出人でありたいと思うのか。その理由に気づくと、「自分が誰かから愛され、贈与を受けている」ということに…

ぼくとわたしと本のこと

自由が丘の駅前の本屋で手に取ったのは、自由が丘にある産業能率大学経営学部を2019年に卒業したゼミ生「SUN KNOWS(さんのうず)」が書いた、本についての本。表紙のきれいな絵や、滑らかな紙質にも惹かれたけれど、なにより、大学生が自身の本にまつわるス…