百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2024年7月26日

心に余裕がないとき、良くないなあと思うふるまいをついしてしまう。例えば、やらなければいけないと分かっていながらできていない状態が続いている時に、ピンポイントでそれを督促されたとき。忘れていたわけではありませんよ、やろうと思っていましたよ、…

2024年7月25日

自分の仕事を思うように進めることができなくて、悔しく感じることが多い。今日もそうだった。「だいたいうまくいくはずがない」「思い通りにいかなくて当たり前」というのもよく分かる。その通りだと思う。けれど、うまくいかないことが当たり前だから、う…

2024年7月24日

体調の心配をするようになった。具合があまり良くないことを怖がるようになった。感染症はしぶとくその存在感を示してくる。そうした社会で、何も怖がらず、元気に過ごすためにはどうしたら良いのだろうか。そんなことはありえないのだよ、元気がなくて当然…

2024年7月23日

自宅近くで最近、更地をよく見かける。古い建物が解体されて土地が売りに出されていたり、新築工事前の仮囲いができたり、という風景が増えた。建築の仕事に携わっていた自分であるから、新しい価値が生まれるのは歓迎するのだけれど、いままであったものが…

2024年7月22日

帰り道、雑草でジャングルになっていた更地の前を通ったら、その雑草がすべてなくなってすっきりしていた。管理者がようやく除草したようだ。奇跡が起きた!と思ったのと同時に、なんだかうまく説明できないのだけれど、寂しさも感じたのだった。更地だって…

2024年7月21日

猛り狂うような暑さ、という意味では猛暑という言葉がぴったりの週末だった。後頭部に陽射しを浴びて、首がひりひりと痛い。昔は「日焼けしてるね」と言われるくらい地肌が黒かった自分だけれど、これほど短期間で日焼けするなんてことはここ数年なかったの…

ガザとは何か

ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義/岡真理 大和書房 「自分に解決できない問題は、自分の目の前に現れない」そういった言葉を自己啓発本かなにかで知って、その通りなのだと思っていた。裏を返せば、自分に降りかかってくる問題はすべて、自分の…

2024年7月20日

自宅の百日紅の花が咲き始めた。今週のある夕方はまだ咲いていなかったのだけれど、翌朝、家を出る時に見たら少し咲いていた。一晩のうちにぱっと花が開くところに何か言い表せない神聖さを感じる。そして翌日は別の部分にも。これからどんどん開いてくるだ…

2024年7月19日

自宅から駅に向かう途中に更地がある。数か月前は土だけだったのに、今は雑草がのびすぎて大変なことになっている。高さ方向は「もうこれ以上は延びない」というところまで来たようだけれど、仮囲いからはみ出して、道路に顔を出し始めた。少し前までは、「…

2024年7月18日

昼休みに本屋で「誕生日の日記」をちょっと立ち読みする。私の好きな書店がSNS等でこぞって紹介している、気になっている本だ。様々な書き手が純粋な「日記」を綴っていて、日記を通して他人の暮らし、他人の脳を覗き見るようなわくわく感を味わえる。そうい…

2024年7月17日

仕事帰りにコンビニに立ち寄り、暑くてくたくたの日は特に、アイスを買って帰る。普段から無駄遣いは極力せず、燃費が良いことが美徳だと思っていた自分にとって、なんでもない日にコンビニに寄って何かを買うことは、ちょっとした「堕落」だった。それを許…

2024年7月15日

蔵の本屋の店番で妙典へ。店番に入る直前、いつもの駅前のパン屋で早めの昼食パンを食べ、コーヒーを飲んでのんびり過ごした。妙典に住んでいた頃から大好きだったこのパン屋にいまも通っている。そら豆ののっかったフォカッチャが特別に美味しい。妙典に行…

2024年7月14日

雨がやんだと思ったら急に降り出してきたり、そうかと思ったらすぐにやんで太陽が出て急に暑くなったりと、忙しい一日だった。午前中にコンビニで買ったポカリスエットが役に立った。熱中症を怖がるようになったのは本当にここ最近のこと。油断をすると頭が…

2024年7月13日

常設本の入替えで東林間のナツメヒロへ。来週からの企画展「まほろの森の夏祭り」をイメージしつつ、絵本を中心にセレクトした。夏祭り。ここ数年、あまりワクワクしなっくなったなあ、と思う。昔はその雰囲気が大好きだったけれど、そんなにはしゃがなくな…

2024年7月12日

体調を崩すことに対する恐怖感みたいなものをこれまであまり感じずに生きてきた。健康で、身体が丈夫であることを自慢するつもりはない。確かに学生時代はあまり風邪で学校を休まなかったけれど、それでも大事なところでインフルエンザにかかったりして、そ…

2024年7月11日

昼ご飯にうどんを2杯分食べたら(そのお店は替え玉1回無料なのだ)、夜まで満腹状態が続いた。うどんが美味しいのはもちろん、おなかいっぱいの幸福感を味わいながら午後の仕事を進めることができるという点で、このお店が大好きなのだけれど、夕ご飯を食べ…

2024年7月10日

体調を崩し、処方された薬は久しぶりの漢方薬。苦ーい粉薬を渡されて、小さい頃、毎食後にオエオエ言いながら粉薬を飲んでいたことを思い出した。ちくのう症の緩和で耳鼻科に通院していた当時、飲んでいたのが漢方薬だったのだ。どうしても飲めず、本物の「…

2024年7月8日

40度近くなりそうという予報が飛び交う中、朝から家にこもってじっとしている。エアコンをずっとつけっぱなしにするのは体調にも、経済的にも、環境的にも決して良くないと思うものの、そうせずにいられない。それはすべて天気のせいだ。外へ出るのが億劫な…

2024年7月7日

玄関の扉を開けた瞬間に浴びるうだるような空気に、全身の力が抜ける。集荷をお願いしたのは確かに自分だけれど、ネットで集荷依頼をしてから間もなくやってきた、宅配の方の苦労を想う。どんなに暑かろうが、逆に豪雨だろうが台風だろうが、集荷依頼があれ…

2024年7月6日

久しぶりに体調を崩した。一晩休んだら治まるだろうと思っていたら、より具合が悪くなった。2020年以降、自分が体調を崩すことに対する罪悪感みたいなものがより強くなったと感じる。仕事で他人に迷惑をかけてしまうんじゃないかとか。ただ一方で、不調があ…

2024年7月5日

「今日、太陽が5つくらいない?」そんなコピーのイラストがSNSで流れてきて、まあ日中はそんな感じだったな、と振り返る。昼休みに外に出るのが少し怖くて、朝のうちにサンドイッチを買ってしまったくらいだ。日光をあびてぐんぐん伸びる花、そして雑草。そ…

2024年7月4日

駅構内や電車の中でスマホをいじる気がまるでなくなったのは、なんでだろうか、と考える。皆が皆、一様にスマホを眺めているのを見て、それと同じことをしたくないからだろうか。画面の光が目に良くなさそうで、仕事でパソコンを見ずにいられないので、移動…

2024年7月3日

まわりでまた風邪が流行っているようだ。体調不良に対する警戒心ばかりが高まって、心の隅っこで見えない何かに怯えているような日がこのところ続いている。一昔前に比べれば朝晩の手洗いうがいは完全に習慣になったし、飛沫も気になるようになった。つまり…

2024年7月2日

手帳に書きなぐられた汚い自分の文字を見ては、もっと毎日を落ち着いて過ごさなければ、と思う。字の雑さにうんざりする時はたいてい、数日前からのことをほとんど覚えていないくらい、日々がなんとなく過ぎている。今日はまた少し仕事環境が変わって心機一…

2024年7月1日

家から職場への通勤時間と、職場から家への帰宅時間。その時間を足し算すると結構な時間になる。これが毎日となると、決して無駄にできない。はあ疲れた、なんて思っていたら疲れたまま一日が終わってしまうし、眠い目をこすりながらぼーっとしていても無為…

2024年6月30日

本の入替で、祖師ヶ谷大蔵のBOOKSHOP TRAVELLERへ。今回は数冊を除いて大きくがらりと入れ替えた。特にオススメの本は面出しで。ここしばらくは、棚に入る分だけ本をたくさん置きたい気持ちが強く、ぎっちり入れていたのだけれど、やはり多少のメリハリが欲…

降り積もる言葉/積み重なる言葉

声の地層 災禍と痛みを語ること/瀬尾夏美 生き延びるブックス まとまらない言葉を生きる/荒井裕樹 柏書房 言葉には「積み重なる」とか「降り積もる」といった性質がある。そのことを最近、特に感じる。その言葉を簡単にイメージする一つの比喩として、「地層…

2024年6月29日

通勤途中の更地の雑草はついに自分の身長を超える高さになっている。管理者はきっとびっくりするのではないだろうか。土に根を張った雑草の成長は本当に早い。特にこれからの次期、ヤブガラシの繁殖力に驚くことが多い。今日も自宅まわりのヤブガラシを除去…

2024年6月28日

この仕事を始める決意をした時を思い出す。40歳になるまでには、この仕事一本で生活できるようになってやろう、とその時は思った。結果、そうはならないまま、目標の40歳はとうに過ぎ、41歳になってしまった。もはや思い通りにいかないことに慣れてしまって…

2024年6月27日

休憩時間にあたたかいコーヒーを飲む。こういうとき、暑い日であってもホットコーヒーを飲むのが習慣になっている。喉を潤したいときは別として、あたたかいコーヒーの方が美味しいと感じられるのは、年を重ねた賜物なのか、もしくはただの偏見か。それでも…