百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

MENU

2024年6月11日

 

朝、家を出る時に、入り口前に新しい花が咲いていることに気がづいた。こういうささいなことに気づけるのは嬉しいことだ。昔から「注意力がない」「観察力がない」と怒られ続けていた自分だ。よし、今日も一日頑張ろう、と思える。社会人になる前くらいの自分が、もし今の自分を知ったらきっと信じられないと言うだろう。典型的な「花より団子」男だったのに。そう言えば。団子とは少し違うけれど、一昨日、市販のオレンジジュースを久しぶりに飲んだらそのわざとらしい甘さに驚いた。美味しいのは美味しいのだけれど、たまにでいいや、と敬遠するくらいだった。花をきれいだと感じるようになり、甘い飲み物が飲めなくなった。