百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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共鳴する本

走ること

武道論/内田樹 河出書房新社 それからの僕にはマラソンがあった/松浦弥太郎 筑摩書房 走ることについて語るときに僕の語ること/村上春樹 文春文庫 ジョギングが趣味の一つだ。しかし昔から走ることが大好きで、ずっと趣味のように楽しんで走っていたのかと言…

北欧の「日常」

あるノルウェーの大工の日記/オーレ・トシュテンセン 中村冬美/リセ・スコウ 翻訳 牧尾晴喜 監訳 エクスナレッジ デンマークのスマートシティ データを活用した人間中心の都市づくり/中島健祐 学芸出版社 ヘルシンキ 生活の練習/朴沙羅 筑摩書房 憧れる国は…

騒がしい毎日だと魂の世話ができない

静寂とは/アーリング・カッゲ:著 田村義進:訳 辰巳出版 美しいとき/若松英輔 亜紀書房 「静寂」という言葉を好きな言葉として意識したのは、アーリング・カッゲの「静寂とは」を読んだ時だった。ただ周囲が静かな環境に身を置くことだけを考えるのではない…

活版印刷の魅力

レタープレス・活版印刷のデザイン、新しい流れ/碓井美樹 編著 パイ インターナショナル 活版印刷コレクション ビー・エヌ・エヌ新社 家づくりのつぼノート/ 西久保毅人/ニコ設計室 エクスナレッジ 「ツルツルよりザラザラ」。光沢のあるつるつるの素材より…

理想の男になるために

僕の好きな男のタイプ 58通りのパートナー選び/松浦弥太郎 講談社 松浦弥太郎の「男の一流品カタログ」/松浦弥太郎 マガジンハウス いままでの本との付き合い方を振り返ると、わたしにとって読書とは、言葉を通して「理想の男」になろうとすべく奮闘する行為…

暗い気持ちになるのは嫌だけど

コロナ禍日記/植本一子他 タバブックス そのうちなんとかなるだろう/内田樹 マガジンハウス あやうく一生懸命生きるところだった/ハ・ワン=文・イラスト 岡崎暢子=訳 ダイヤモンド社 コロナ禍で気分はモヤモヤしがち。外出するのに罪悪感を感じるようになっ…

共鳴する本

ある2冊の本があったとして、それぞれを別々に読んだら気づかないことも、2冊を比較しながら読むことで発見することがある。もしくは、1冊目を読んだことで2冊目の印象がガラッと変わることもあるかもしれない。1冊目でAという気持ちに傾いたから、2冊…