百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2023年4月2日

日本全国のパン屋でパンオショコラを買って食べたい。そんなことをふと思った。パンの中で特に好きなのがパンオショコラ。そう思って今日、自宅近くのパン屋でパンオショコラを買って食べたら、やはり美味しかった。甘いデニッシュ生地とカリっとしたチョコ…

2023年4月1日

4月になった。4月が年度初めという認識が身体に定着しなくなってしばらく経つけれど、4月始まりの手帳のページが書き始めになったり、大学職員の仕事で入学式があったりと、スタートの日ではあった。また心機一転、そして変わらないものは継続してそのまま淡…

2023年3月31日

朝、ちょっと離れた駅で降りて25~30分程度歩いて事務室へ向かう。それが習慣になって何か月経つだろう。1年くらい経つのだろうか。職場が4月から移転するので、この道をこうして歩くのも今日でおしまい。長かったような、短かったような。でも「あっという…

手紙を書くことと、思考の時間をつくること

言葉を植えた人/若松英輔 亜紀書房 考えるコツ/松浦弥太郎 朝日新聞出版 文章を書くときは、ただひとりの相手に向かって手紙を書くような気持ちで。そのように教わって以来、読む相手を意識するようになった。それは、松浦弥太郎さんのエッセイに度々登場す…

2023年3月30日

4月始まりの新しい手帳を、毎秒なめまわすように眺め、メモを書き、にやにやしている。まるで変態だ。月間表に予定を書き込み、自分の文字で埋まっていく様子を見て悦に入っているのは昔から変わらない。そんなに多忙が好きなのか、と自分で自分にツッコみた…

2023年3月29日

夕方、事務室を出たら、ちょうどぽつぽつと雨が降ってきた。少し離れた(といっても10分くらいか)ところにある駅まで歩こうとしていたのだけれど、傘を持っていなかったので、すぐどしゃぶりになってはかなわないと思い、すぐ近くの地下鉄の駅にかけこんだ…

2023年3月28日

3月も今週で終わり。ギリギリになってしまったけれど、仕事帰りに駅前の本屋で4月始まりの手帳を買った。お気に入りの高橋書店のフェルテ。いつからこの手帳を使うようになったのだろうと思い、過去の手帳を引っ張り出してみたら、2013年からだった。10年お…

2023年3月27日

本屋をやっていなかったら、自分がただ「読みたい」と思う本以外は断固として手に取らなかっただろう。身銭を切って本を買う以上、それは当然だと思う。しかし、仕事で本を仕入れるという立場になるとそうは言っていられない。自分が読みたいと思う本だけを…

2023年3月26日

雨が降る様子をじっと眺めながら、傘をささずに体が雨でぬれる姿を想像する。傘をさすのが昔からあまり好きではなくて、他人よりほんのちょっと、雨で体がぬれることに抵抗を感じない性質だと思っている。風邪ひくだろう、と言われるくらい髪がぬれても、平…

2023年3月25日

「わたしはあなたの意見に反対だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」。森本あんり「不寛容論 アメリカが生んだ「共存」の哲学」を読み始めてその言葉に触れ、以前「オトナの!」でいとうせいこうさんがこの言葉を引用していたのを思い出した。…

2023年3月24日

朝、家を出て電車に乗り、駅から事務所へ向かって歩いている時。快晴とはこれのことだ、と断言したくなるような快晴で、暑いくらいだった。あれ、6月下旬にはもう暑くなっているだろうけれど、まだ6月になってない。5月でもない。あれ、4月でもないぞ。約3か…

2023年3月23日

朝、家を出た後にぽつぽつと降りだした雨は結局、夕方になってもやまなかった。こういうときだけ、天気予報を見ずに家を出る自分を悔やむ。ほんのちょっとの手間を惜しむんじゃないよ、と自分の中の自分が言っている。帰宅したときにはジャケットも濡れて、…

2023年3月22日

通勤の電車内で内田樹編「撤退論」を読んでいる。テクノロジーの進化は国力の向上につながる一方で、次から次へと難題がやってきて、その都度停滞したり、キズを負ったりする。その難題を越えることに快楽を伴うから、病みつきになってしまう。こうして無限…

2023年3月21日

ナツメヒロへ、本の入れ替えに行ってきた。企画展にあわせて「おいしい」「食」をテーマに選書。おいしいと思うものを、食べたい時に食べたいだけ食べられるって、考えてみたらものすごい贅沢。普段そうはいかなくても、本を読んでいる間にその贅沢を感じら…

2023年3月20日

あれもこれもと進めなければならない事務仕事がたくさんあると、苦しいを通り越して楽しく感じる。そう思うようになってきた。大変と言えば大変だし、焦るあまり間違えてしまってはまずいと慎重になりつつドキドキしたりもするのだけれど、忙しなく動いてい…