百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2023年3月26日

 

雨が降る様子をじっと眺めながら、傘をささずに体が雨でぬれる姿を想像する。傘をさすのが昔からあまり好きではなくて、他人よりほんのちょっと、雨で体がぬれることに抵抗を感じない性質だと思っている。風邪ひくだろう、と言われるくらい髪がぬれても、平然としているのが好きで、要はヤセガマンなのかもしれないけれど、雨なんていつだって降るんだし、というように、「へっちゃら」と言い張りたくなる。ただ、本がぬれるのは勘弁してほしい。ぬれるのは紙ではなく、髪で充分。