百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

MENU

鳥の栞

 

実家近くのセレクトショップで目に入り、手に取ったのは、鳥を象った栞だった。羽と身体との間にページを挟み込むようにすると、本の小口から鳥が頭を飛び出させているようで可愛らしい。金属製なので、普通の紙の栞と比べて重さがあり、同時に特別感がある。

 

日産のセダンは「ブルーバード」。伊坂幸太郎の小説は「バイバイブラックバード」。吉井和哉のソロアルバムにあるのは「ハミングバード」。鳥をモチーフにしたネーミングには皆、美しさを感じる。本を読んで知識・知恵を得て、自らが一歩先へ飛び立つような浮遊感のメタファーとして、鳥はぴったりだとも思う。

 

 

この鳥の栞を買ったセレクトショップはいま、リニューアルオープンに向けて準備中のようだ。再開したら、また美しいモノを探しに行こう。