真面目でなければならない。他人に迷惑をかけてはいけない。そう思って過ごしてきた。それはもちろん間違いではなのだろうけれど、その想いが強すぎても良くないことに、清水克衛「逆のものさし思考」(※)を読んで気づいた。自身に対する抑制が強すぎると、二つの理由で「自分が」損をする。一つは、自分が万が一それに反する行動をしてしまったときにつらくなること。もう一つは、他人の不真面目にイライラし、自分の生命力が削がれること。特に後者は日常的に多く感じることだ。他人の言動にむしゃくしゃして損をするのは自分であり、むしゃくしゃさせているのは他人ではなく「そう思っている」自分自身だ。人間だれしも悪い部分、完璧でない部分を持っている。そうであるから、と、寛容な態度で過ごしたい。
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