三軒茶屋にデスクラボという小さい文房具屋さんがあった。仕事で茶沢通りを歩く度に、店の前を通っては入りたいなぁと思っていた。でも仕事中に行くのは何だか違う気がして、なかなか店内に足を踏み入れることができずにいた。
それが叶った最初で最後の日、店内で様々な個性ある文房具を眺め、手にしたのがこのレインボーペンシルだった。KOH-I-NOORで「コヒノール」と読む。鉛筆の製造販売を行うチェコの老舗ブランドだという。きらきらした軸と、COWBOOKSのそれ(※)より細かめのマーブルに惹かれた。のちにブランドを調べたら、二眼レフカメラを模した卓上鉛筆削り(テーブルシャープナー)をつくっているメーカーだった。このテーブルシャープナーも気になっていたんだ。こうしてまた、文房具の世界が広がっていく。
小さいながらもこだわりの文房具を紹介しているデスクラボは、三軒茶屋から下北沢の「reload」に移転した。本を置いているBOOKSHOP TRAVELLERからもほど近く。こういう愛ある文房具を私も売りたい。「ミエナイイト」のお手本ともいえる、憧れの文房具屋だ。
(※)
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