松浦弥太郎「日々の100」を読んで、レインボーペンシルの存在を知った。鉛筆はもちろん、色鉛筆でも決して味わうことのできない鮮やかさ。芯を凝視しながら鉛筆をくるくる回すと、様々な色がマーブルのように絡まっていて面白い。
「僕の書いたレインボウペンシルの文字はフォコン(注:写真家のベルナール・フォコン)の真似なのです」気に入ったものにはとことんのめり込み、その美しさを味わおうとする彼の素直さに感銘を受け、だから私は彼が経営する中目黒のCOW BOOKSに立ち寄ったとき、本よりもこのレインボーペンシルに目がいって離れなかった。オリジナルのレインボーペンシルでサインを書くシーンはいまのところないけれど、「使いみちがないじゃないか」といった投げやりな想いよりも、さてどうやって使おうか、というワクワク感の方が大きい。
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