百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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高橋書店のフェルテ

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手帳はもう10年以上同じものを使っている。高橋書店の「フェルテ」だ。1ヶ月見開きのカレンダーが使いやすい。昔はTODOを書くために1週間見開きのページも活用していたけれど、最近はほとんど使っていない。その日、ちょっと心に残ったことを書き留める程度だ。

 

2009年に使っていたもの以降、ほぼ毎年分の手帳が手元に残っていることに気づき、驚いた。ページをめくると、ボールペンの乱雑な文字が目に飛び込んでくる。そして遠い過去の仕事の思い出がよみがえる。やるべきことを細かく書いて、完了した都度取り消し線で消して、を繰り返していた。あまりの汚さに笑えてくる。

 

でもこの文字をずっと残していたら、ペーペーだった頃も含めて、自分が行動し、多少なりともサービスを提供し、対価を得た、仕事そのものの蓄積を冷凍保存しておくことができるんじゃないか。そんな気がしていて、この手帳をずっと持ち続けようと思っている。