百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2024年2月18日

 

日曜日、本棚の整理をしながら「あ、この本まだ読んでなかった。これはまずい」とか、「結局ページをめくらないまま何年も経ってしまった」とか、いろいろなことを考えている。例え読んでいない本でも、その本を手にするまでのストーリーが頭に浮かぶと、急に愛おしくなって手放せないと思ったり、じゃあ明日ゆっくり読もう、と決意したり。こうして積読本は徐々に消化されていく。新しい本を以前ほどサクサク買わなくなった理由がここにある。自分の体内にしみ込んでいく本は往々にして、既に自分の本棚の中にある。