百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2023年12月5日

 

朝、職場に着く前、なんだか一息つきたいと思ってカフェに立ち寄ることがたまにある。それも最近は、頻繁になりつつある。コーヒーを飲むことでリフレッシュし、「よし」と気合を入れるという意味もあるけれど、通勤と仕事との間の緩衝材として、独りでゆったり考え事をする時間を、身体が必要としているからでもある。それは仕事終わりの夜も同じで、今日は朝だけでなく、帰宅前にも駅前のカフェに寄ってしまった。真っすぐ家に帰りたくない、と言ったらちょっと違ったニュアンスで聞こえそうだけれど、決してネガティブな理由ではない。頭や体に巣食った雑念を取り払うというか、気持ちを落ち着かせるというか、そのための時間と場所が、やはり自宅以外に必要なのだと感じさせられた。コーヒーを飲みながら寛ぐ場所って、やっぱり必要不可欠なんだな。