百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2023年8月5日

 

久しぶりに本棚から引っ張り出して読んだのは佐藤卓「塑する思考」。表題の「塑する思考」は読んだ当時画期的な考え方だと思って、頭の片隅にずっと残っていた。久しぶりに読み返してまた感動。確固たる自分にきちんと戻る「弾性」も必要だけれど、それだけではなく、外圧に対して変形したままでいること、環境に身を委ねること、つまり「塑性」をもつことが大事だということ。自営業をしていると自分で判断するポイントがたくさんある。その各局面で、「他人が何と言おうと自分がやりたいことを貫こう」とワガママに振舞っていないだろうか。ときどき点検しなければならない。