百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

MENU

東京わざわざ行きたい街の本屋さん

東京わざわざ行きたい街の本屋さん/和氣正幸 株式会社G.B.

 

他の「本屋さんの本」をいろいろ買って読んでいたので、ずっと見過ごしていた本を、最近改めて手に取った。「わざわざ行きたい」と思わせるためにはどんな工夫が必要なのだろうか、また街の本屋さんは具体的にどんな工夫をしているのか。そういう視点で本屋の勉強をしていなかったことに気づいたからだ。

 

月に一度の読書会、特徴あるスタッフ、選書に対するこだわり。一軒の本屋に対してテキストはそれほど多くないけれど、「わざわざ行きたい」とちらりとでも思わせてくれるような情報がちりばめられていて、本屋づくりの参考になる。まだまだ自分は「来てもらうための工夫」と、「思いついたことを実行する行動力」が足りないのだということを、街の本屋さんの事例を通して思い知らされた。