2023-07-17 2023年7月17日 エッセイ 今日ほど自分が熱中症になることを心配した日はおそらくない。午前中いっぱいまで、どうしようか、延期にしようかと迷ったけれど、水分をとって休憩しながら、と思いながら家を出た。大通りがあって、片方の歩道は日陰で、もう片方は日なた。そういう状況なら迷わず日陰の方へ渡ってから歩く。それくらい、日なたを歩くのがしんどかった。こういう日は特に、遮るものもない中でまっすぐ上を向いている百日紅の花の、生命力の源はなんなんだろうと思う。