パスタの本/細川亜衣 アノニマ・スタジオ
自分で料理をつくることは、独り暮らしを始めた頃に比べれば増えたのだろうけれど、それでも多くはない。たくさんつくれたら楽しいだろうなあと思っても、じゃあつくれるようにしよう、と実際に行動に移すまではしていない。たぶん、新しいレシピを覚えることをせずとも、今現在の限られた料理のレパートリーの範囲内で充分やっていける、と感じているからだと思う。
パスタは、それでもいろいろな具材で作れるようになりたいと思う。乾麺はゆでるだけ。そこに加える具材とソースを、レシピ集を見ながら試してみる。難しいテクニックを必要とせず、気軽につくれて主食として美味しく食べられるという点で、パスタが最もしっくりくる。
写真たっぷり、レシピたっぷり、基本説明たっぷり。そんなパスタづくりの本をチラチラ見ながら、パスタをつくることを、定期的にできたら、どれだけ楽しいだろう。