百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2022年12月17日

 

エアコンであたためた部屋の中でのんびりしている。これから雨が降ってくるのか、と思いながら空を見るために外へ出た。室外機からは冷たい空気をさらに冷やすような風が吹きつけてくる。こうして人工的に寒くしてるんだな、自分もそんな人工的な営みに加担する一人なんだな、と思うと胸が苦しくなるが、寒いのだから仕方ない。室内で快適に過ごすために、その代償として冷気をばらまく。いまのところ自分は、そのことに罪悪感を感じることしかできない。