百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2022年10月20日

 

今月末から来月にかけて、イベントがいくつか待っている。そのための選書を考え中。どんな本を選んで並べようか。それを考えるのがいまはとても楽しい。とはいえ、ただ自分が楽しんでいるだけでは意味がないので、できるだけ多くの方に手に取ってもらえるような組み合わせはどういうものだろう、と考える。何か大きなテーマを決めて言葉にして、それに沿って選ぶことを意識しているのだけれど、このテーマというのが難しい。すべての人に興味を持ってもらえるようなテーマなんてないし、本を絞ることで少なからず「手にできなかった本」が生まれるわけで。「世の全ての本を紹介できるわけがない」「用意した全ての本を気に入ってもらえるわけがない」こうした当たり前のことをまず認めることが、自分にとって大事なのだろう。