百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2022年6月18日

 

熊谷の太原堂で店番。のんびりとした時間が流れる中、本棚に囲まれた空間で過ごすのは贅沢だ。本屋を営んでいる人は、この時間が快適だからやっていけているのかもしれないな、とさえ思う。当然お客さんが少なければ少ないほど経営的には良くないけれど、反面じっくりとその時間を味わえるともいえる。お客さんに来てほしいのか来てほしくないのか、一瞬自分の本当の気持ちに惑うことがある。いや、来てほしいのですよ。でなければ本の良さを知ってもらえないわけだし。でも、誰もいない空間でのんびりと考え事をするというのも、いいものなのです。