百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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包み紙で包んで本を届ける

 

本を直接オーダーいただいた。本は、極端な話、どこの店(書店)で買っても受け取るモノは同じである。「この店で買うとこんなだったけれど、あの店で買うとこうだ」というものは、ほとんどない。だから売り手としては、本そのものでの差別化ができない。そんななかでの直接のオーダー。家族の職場つながりというきっかけがあったとはいえ、すごくありがたいことだ。この縁を大切にしたい。

 

 

本は、オリジナルの包み紙で包んでお渡ししています。基本的にオーダーいただいた本を直接渡すときはベージュの書籍用紙の方で。定期便は包みを解くまでどんな本か分からないワクワク感を優先するために透けないごぼう色のやわ紙にしていますが、直接オーダーいただいた場合はそれを気にする必要がないので、鮮やかさ、明るさを優先してこちらにしています。文庫本サイズの本を包むのにちょうど良い大きさで、包むのにもだいぶ慣れてきました。

 

sarusuberi-to-taiyo.hatenablog.jp

 

一方、絵本など少し大判の本を包むときは、包み紙の短辺より本の方が長く本がはみ出ます。最初はちょっと抵抗がありましたが、いまはそれでもいいじゃん、と思えるようになりました。逆にちょっとだけ包み紙の短辺が本より長いときは、包み紙を折ってわざと本の表紙をはみ出させたりもします。

 

 

せっかくオーダーいただいたのだから、他の本屋で買ったのでは味わえないような工夫を。