百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2022年5月2日

 

飼っている猫が、外気に触れたいと思うのか、窓を開けたら外へ出るようになった。地下のドライエリアなので外へ逃げてしまう心配はないけれども、でもふと目を離した時になにか害のあるものを口にしてしまわないかとか、不安はある。けれど、、、迎え入れる時に聞いた、彼女がその昔、3年ほどは野良で生活していたという話を思い出した。野生の時の何か楽しい記憶が残っているのかもしれない。仲間と一緒に走り回ったりしたのかもしれない。猫を家族に迎えるということは、猫の自由を一定程度束縛することに他ならない。でもだから猫も安心して暮らせるわけで。答えも出ずに意味もなく自分に問い続けている。