百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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仕事のためのセンス入門

仕事のためのセンス入門/松浦弥太郎 筑摩書房

 

毎日何かを続けること。きっと小学生くらいの頃からずっとそれが大事なことだよと教えられてきたと思う。「ちりも積もれば山となる」という言葉があるくらいだ。一日一日は塵であっても、それを続けて何か月、何年と時間が経てば、いずれは山になる。良い言葉だと思う。いずれ山になるのだという期待を子供の頃に持つことができたから、塵を積もらせることへの関心が高まったのだとも言える。

 

毎日ブログを書くことと、毎日ジョギングをすること。これが、「習慣が未来をつくる」という彼の言葉に感化されて、自分の習慣にしようと決めたことだ。このうちジョギングは数か月で途切れてしまい、いまは1週間に1日は必ず走るという程度のルーティンにおさまってしまった。しかしブログに関しては、昨年8月の自営業スタートから8か月以上、続けられている。2009年5月に趣味で土日祝日限定更新でスタートしたブログから数えると今月末で13年になる。そして今後も、何十年というスケールで続けようと思っている。たぶん自分は他人よりほんのちょっとだけ、何かを続けることが得意だ。それが仕事のセンスに結びついたらいいなぁ、なんて、センス入門を読みながら思う。