百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2021年12月22日

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もっとゆっくり本を読みたい。もっと丁寧に、何回も咀嚼するように、じっくりと本と向き合いたい。そう思って毎日本を鞄に入れて、ページをめくっている。けれど一方で、他に読みたい本はまだまだたくさんあって、それが自宅の本棚に控えている。だからいま読んでいる本のために時間を費やせるほど自分は暇じゃないんだけど、とも思う。ちょっとでも退屈になったら次の本に目移りしますよ、とその本に言い、ちょっと読んだらはい次の本、というように回すように本を読んでいる。この「時間をかけてじっくり味わいたい」という欲望と「あれもこれも読まなければ」という焦燥感とのぶつかり合い、なんなんだろうね。