百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2021年11月25日

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朝食を食べる習慣なんてちょっと前までなかったのに、しかも家を出る前にグラノーラを食べたのに、電車に乗って少し移動して、朝のカフェに入るころには口寂しくなって、モーニングなんて注文してしまう。トーストとコーヒーの組み合わせ。昔の日曜日の朝の、実家での光景そのものだ。

 

小学生~高校生の頃は朝ご飯を食べないと学校でやっていけなかった。食べるのが当たり前だった。朝ご飯なんて食べないよ、とカッコつける同級生を見下していた。バリバリのごはん党だった。だから主にトーストが出てくる日曜日の朝は、あまり食欲がなかった。わがまま言って自分だけ白米を食べていたのかもしれないけれど、よく覚えていない。

 

習慣は変わる。でも、朝ご飯をちゃんと食べれば昼間おなかが減らないので気を削がれることもなく、一日を通して集中して過ごせることは知っている。必要なものは、昔から必要なんだ。