2021-11-19 2021年11月19日 エッセイ 「ほぼ皆既月食」の部分月食だって。140年ぶりの天体の奇跡を観られるのが今日だと知ったのが昼間。夜空を見上げて歩くのもいいなぁとその時は感じたのに、夕方にはすっかりと忘れ、いつものように下を向いて歩きながら帰宅した。目線より少しでも上を見たら思い出しそうなものだけれど、そうもいかなかった。 一度帰宅したあとにまた外へ出て空を見る。ぼんやりと光る月は雲に隠れて滲んでいた。そんなもんだ。140年後は無理だけれど、また次の何年後、何十年後かの天体ショーに期待する。