猫と暮らしている。昔はそんなことは考えられなかった。当然かわいいという気持ちだけでは接していけないし、何より死別という避けがたい宿命が待っている。命を預かるのが怖くて避けていたけれど、ある縁で迎えることになった。毎日彼女(女の子です)の姿に、癒されている。
どんな気持ちで泣いているのか意味不明。あからさまな愛情を表現しても知らんぷり。じーっとこっちを見つめてくるので、それではいただきます、と抱き着こうとすると、走り去ってしまう。まだまだ分からないことばかりだけれど、養老先生じゃないけれど、「お互い、生きてますなぁ」という気持ちになる。