百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2024年3月11日

 

帰りの電車がいつもより空いていて、こんな時もあるのか、と驚いた。3月に入り、大学は授業が終わっているだろうか。ビジネスマンも閑散期か?そんなことはない。毎日ほぼ同じ時間帯の電車に乗っていると、同じような光景が毎日続くのが当たり前で、こうしたちょっとした変化に気づけるのがほんの少しうれしい。毎日判を押したように同じ行動をすることによる手柄は、「昨日までなかったものが今日ある」「昨日まであったものが今日ない」といったことに気づけることだと内田樹が言っていて、なるほどと感心した。