百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2024年2月9日

 

このところ、心にしまっておきながら、毎日口にして自分に言い聞かせていることがある。それは、ひとまず落ち着こう、ということ。少し先の憂鬱に気をとられずに、今を穏やかに過ごそう、ということ。先のことを考えたら気が遠くなることなんてたくさんある。膝の力がガクッと抜けて、気絶してしまうかもしれない。ただ、そのことを考えて心を曇らせていたら、いつまでも憂鬱なままだ。大丈夫。なんとかなる。というか、あまり力まずに、なんとかする。身体がなんとかできなかったら、なんとかできないままでも良い。なるべく浅い傷で済む道を探す。そうやって、目を閉じたり深呼吸したりを繰り返しているここ数日だ。