百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2024年1月25日

 

「学校にモノを置き忘れて帰宅する子どもが多くて、それが可愛いんだよ」そんな話を家族から聞き、子どもってそうなんだよなぁと納得しつつ、大人になった自分もさほどかわらないなぁ、と1時間ほど前のことを思い出す。BOOKSHOP TRAVELLERに本の補充をしに行った。持ってきた本を自分の本棚に入れる時に小さなブックスタンドを下の本棚にふと置いて、そのままだったことに、帰りの電車内で気づいた。ブックスタンドを置いたとき、「ああこれ、置いたままにしがちなパターンだな。気をつけなきゃな」と確かに頭の中でつぶやいた。それなのに、本を補充し、きれいに並べ、写真を撮って、店主に挨拶して、としているうちに、その注意はすっかりどこかへ行ってしまった。忘れ物をする小学生を「だらしないなあ」なんて、とても言えたものじゃない。