百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2023年9月29日

 

朝、自宅近くのパン屋さんで昼食用のサンドイッチを買う。そうしたら店員さんの声が枯れていて、あれ、風邪かな、と思った。しかし「風邪ですか?お大事にどうぞ」その一言がどうしてもさらっと言えなくて、ノーリアクションのまま店を出た。いろんなお客さんから突っ込まれてうんざりしてるんじゃないか、とか、「風邪ですか」「そうなんですよー、大変で」で会話が終わったらそれはそれで寂しい、とか。そう考えていたら結局何も言えなかった。気の利いた一言があっただろうに。いや、そっとしておいて正解だったか?その答えは、いまこれを書いている夜になっても、分からない。