「こんな憂鬱な気分になりたくて仕事をしているわけじゃない」と愚痴を言いたくなることはいくらでもある。昔はそういう感情に襲われるたびに、自分の境遇を責め、とことんイヤーな気分に浸っていたのだけれど、最近はそんなもんだよねー、と受け流せるようになったと思う。完全にではないし、多少苦しくはあるけれど、仕事をするとはそういうものだ。イヤな気分から逃げ続けていれば快適かもしれないけれど、そうやって得られた快適はどこかニセモノで、それによって何か別の大きなものを失うんじゃないか。だったら多少の苦しさを受け入れるようにしてしまおう。そう思えるようになった。