百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2023年6月24日

 

THE YELLOW MONKEYの「Horizon」を聴きながら日記を書いている。「あの夏の夕立くらい泣いていいから」こんな言葉、吐き出そうと思ってもなかなか吐き出せない。土砂降りの雨の中で街を歩きながら、雨を涙に置き換えるという視点の切り替えがもし自分にできたとしたら。そんなないものねだりをする土曜日の夕方。庭のユキヤナギの枝がぐんと伸びて、隣のジューンベリーの葉に触れていた。まるでユキヤナギジューンベリーに寄り添いたくて、思いっきり背伸びをしてキスをしているようで、なんだかほほえましかった。