THE YELLOW MONKEYの「Horizon」を聴きながら日記を書いている。「あの夏の夕立くらい泣いていいから」こんな言葉、吐き出そうと思ってもなかなか吐き出せない。土砂降りの雨の中で街を歩きながら、雨を涙に置き換えるという視点の切り替えがもし自分にできたとしたら。そんなないものねだりをする土曜日の夕方。庭のユキヤナギの枝がぐんと伸びて、隣のジューンベリーの葉に触れていた。まるでユキヤナギがジューンベリーに寄り添いたくて、思いっきり背伸びをしてキスをしているようで、なんだかほほえましかった。