百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2023年6月23日

 

内田樹の本を読むようになってから、成熟した大人でありたい、と漠然と思うようになった。共同体が生き延びるための力をもった、成熟した市民であろう。自己利益のみを追求するのはやめて、「集団が強くなる方向に与するか」を価値基準にしよう。そう願うようになった。行動も昔に比べてだいぶ変わってきたとは思う。しかしそれでも、まだまだ未熟だなあと思うことが本当に多い。今日も、後輩にあたる立場の仲間のちょっとした仕事の雑さにイラついて、声を荒げてしまったり、言わなくても良いネガティブなことを口にしてしまったり。もっと大らかになれないのだろうか、と思う。もうすぐ40歳になるんだぜ。このままじゃまずいでしょう。と、自分が自分に言っている。