百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

MENU

2023年5月31日

 

昨日。昼間、外を歩いていたら、目の前を、ケータイで話をしている女性が横切った。すぐ目の前だったので、その女性の声が聞こえた。「まあ、いいこと言うじゃない、あなた」相手がどういう立場の人かは分からないけれど、とにかくその女性が照れ、喜ぶくらい「いいこと」を言ったようだった。その女性がとにかく嬉しそうで、何の会話かは全然分からないけれど、彼女にいいことがありますように、と祈った。ほんの些細な言葉がある人を喜ばせ、その喜びが周囲に伝播していったら、世の中は良いことで溢れるのではないか、と思う。いや、もしかしたら今日という日はすでに、その喜びが伝播して良いことが溢れた結果なのかもしれないな。