百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2023年5月30日

 

定期便、選書便の発送作業をしている。選んだ本を包み紙で包み、一言のお手紙を書いて、レターパックに入れる。1ヶ月に2回、それを毎月行っているので、作業自体はだいぶ慣れてきたけれど、贈る相手がいるからこその作業なのであって、相手がいることのありがたさを感じている。一筆箋に手紙を書いて贈るなんて、今、大半の人は久しく経験していないのではないだろうか。それをコツコツと、気持ちを落ち着かせながらやる時間を、月に2日確保している自分は、たぶん他人よりちょっとだけ恵まれている。