百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2023年4月22日

 

朝からゆっくり過ごせているのはずいぶん久しぶりのように感じる。夕べ寝る前に飲んだばかりなのに、朝っぱらからコーヒーを淹れて飲んでしまった。贅沢な朝だ。

 

冬の間はほとんど植木に水をやらずにいたから、あたたかくなってきてもつい忘れてしまう。土がカラカラになっているのを見て、あ、と気づく。その度に、「わずかでも土に含んでいる水分を頼りに成長するからまあ大丈夫か、許してくれ」と自らを正当化しつつ、急いで水をあげる。