なにがあっても、怒らない。イライラしない。恨まない。そうした心持ちでいるべきだということは、松浦弥太郎さんのエッセイを読んでいるといつも感じる。怒ることで得られるものは何ひとつない。言葉で自分に言い聞かせるのは簡単なのに、実行しようとすると難しいのはなぜなのか。電車内で、自分は座らず立ったままで過ごすと決めたのなら、目の前の空いた席に我先にと座る人がいたっていいでしょう。その人だって疲れてるんだよ、きっと。電車内はなにかとモヤモヤの源が多い気がするから、いつだって、深呼吸して、穏やかでいることを意識しよう。