百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2023年2月15日

 

エッセイのような、日記のような、そんな雑文を書こうとするときにいつも「こんな文章が書けたらいいな」と参考にしている本が、「サンドイッチブルース」(ループ舎)だ。奈良のベーカリー「ミアズブレッド」店主による日記で、何気ない日常のなかにも新しい発見がある。日々のことを書き留めておくことに奥深い旨味があることを教えてくれる。こういうきれいな日記を書くのが夢だなあと思うのだけれど、なかなか思うようにいかない。ざるから落ちる水のように、新しい発見を毎日どんどんと見落としていそうな自分だ。