百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2022年11月18日

 

少し前までは何とも思っていなかったのだけれど、ここ最近は、積読状態をよしとする自分に嫌気がさしてきている。必ずしも買った本の全てを読まなくても良い、というのは分かる。読まなくても、本棚に置いて目に見える状態にしている本からも人は影響を受ける、ということも分かる。その通りだと思う。ただその一方で、それらの言葉に甘んじて、読まないまま放置している本がたくさんあるというのは、やはりどこかが乱れている。自分が気に入って、買った以上は、読まなければ。読んだうえで、もういいやと思ったら手放せばいいと思うけれど、そうせずただ積んでいたら、やはり進歩は少ない。というわけで、本棚に今現在並んでいて、手を付けていない本に、手をつけて味わっていきたいと思っている。新しい本を買うより、いま目の前の本を読むべき周期に今、いるのだと思う。