百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2022年11月11日

 

いつもとちょっと違う時間にジョギングで家を出た。ジョギングコースには大学があって、そこへ向かう学生らしき若者がたくさん歩いている。自分も十数年前は、こうやって毎日大学に向かって歩いていたのだなぁと当時を振り返る。課題のことで頭がいっぱいだった。サークルが楽しくて、ほぼ毎日練習に行っていた。でも入学して間もないころは自由に行動できることに「ひゃっほー」ってなって、何も考えず自堕落に過ごしていた。何を考え、どう行動するのも自由ですよ。ただしその責任は全て自分に降りかかるのですよ。十数年経ってそのツケを感じつつあるいま、郷愁と後悔が入り混じっている。