百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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へいわとせんそう

へいわとせんそう/谷川俊太郎・文 Noritake・絵

 

争いが止まない今だから、余計に気になった。そう言われればそうなのだろう。ロシアとウクライナが争っていなかったら、私は手に取らなかったかもしれない。ただこの絵本は「海を越えた向こうで現に争いが起きている今だからこそ読んで、『戦争ってこういものなんだ』と気づくことが大事だ」と言って紹介するというのは少し違う気がした。戦うことが正義だった戦前以降、その過ちを認めて、繰り返さないように誓うための絵本だと思った。

 

「へいわの〇〇」と「せんそうの〇〇」という比較で、戦争がどういうものかを示すこの絵本。争いの相手が実は平常時と同じ顔をしているという描写にビクリとした。

 

※ウェブショップで販売開始

sarusuberi-to-taiyo.stores.jp