ずっとお客として遊びに行っていた古民家カフェ「たねまめ」が主催するマルシェに、参加させていただくことになった。出会ってから6年、まさか出店する立場になるなんて思ってもいなかった。手づくり雑貨や器、フード、音楽など、出店者はみなオリジナルのものをつくる「創作者」だ。そんな中で、既存の本を紹介するに過ぎない自分がいていいのだろうか、という不安がまずあった。しかし、参加させていただくからには・・・ただ本を紹介するだけでなく、自分ならではの「色」を加えて、創作物として「本のある暮らし」を提案できたら、なんて考えている。ローズマリーの植え込みの中からぴょこんと飛び出す百日紅のように、周囲にない何か価値あるものを提示したいと思っている。