妄想浪費/小山薫堂 光文社
放送作家・小山薫堂氏が経済紙「Forbes JAPAN」に連載した企画をまとめた本。ビジネス的発想から外れた「浪費」「無駄遣い」に焦点をあてており、有意義なお金の使い方を考える彼ならではの奇天烈なアイデアがたくさん詰まっている。
普通だったらここでおしまい、というところで一歩踏み込んで、例えばお店で知り合った人に近づいて友達になったり、ADのアルバイトから発想をふくらませて原宿にアパレルショップをオープンしたり。企画を企画で終わらせず、とにかく実行して見せる彼の行動力に、いつも刺激を受けている。「やらずに後悔するより、やって後悔したほうがいい」という父の教えを受け継いで、新しいアイデアをどんどん世に放つ彼のように、わたしもフットワーク軽く、アイデアを実行できるようにしたい。