百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2021年10月13日

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先月、初めての出張本屋を行った。今週末と来週末にはそれぞれ2回目の出張本屋が控えている。本を読んでくれる方に直接本を手渡すことができるこの貴重な機会、正直を言うと最初はそれほどの覚悟がなかったのだけれど、いまは強い意志をもって、たとえば毎月、必ず続けようと思っている。一番嫌なのは、中途半端にフェイドアウトしていくこと。「あれ、あの本屋さん、今月は来ないの?」と思われてしまうようなことはしたくない。「待ってくれる人もいるので。やるからには、続けてください」直接言われたわけではないけれど、そう誰かにささやかれたような気がして、その声こそが、本を贈るという行為を続ける原動力になっている。