昨年、一昨年と、個展に行って買った絵を眺めながら、もう1年、そして2年が経つのか、とぼんやりと想う。「大したことはない。少しだけの辛抱だ」昨年の2月ごろは確かにそんなことを考えていて、そのまま1年以上経ってしまったような感じだ。出口に近づいていないようにも見える状況に対して、必要以上に焦る必要はない。まるで進歩していないわけではないのだから。けれど、どうにもこのモヤモヤ感が消えてくれなくて困る。安心してまた個展に行って、素敵な絵を選ぶことができるように、では自分はどう過ごそうか、と今日も考える。