百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

MENU

ともしび

ともしび/junaida サンリード

 

junaida 待望の新刊はオリジナル詩画集。鉛筆だけで描かれたモノクロのイラストに、詩が一篇、添えられている。1ページ見開きで1編ずつとなっているので、どのページから読んでも楽しめる。

 

junaidaのこれまでの画に見るような人間のあたたかさ、優しさも感じられつつも、どこか暗く冷たい空気も感じさせる。詩を読んでいると自分が、自らの心の奥底まで深く、穴を掘って進んでいって、根源的なところで自分はどう思っているのか、世界をどう捉えているのか、を探ろうとしているのが分かる。その時の、掘る土の冷たさ、空気の清らかさが、なんだか心地よいから不思議だ。

 

あこがれは

たくさんあるほどいい

あこがれは

救いだ

(あこがれ)